投資信託の選び方 儲かる投資信託!?

ステップ1:儲かる投資信託!?

「損することなく大きな収益を得ることができる!」といった投資信託を連想されるのではないでしょうか。
たしかに、投資信託では大きな収益を期待することはできますが、期待した収益が必ずしも手に入るわけではありません。
大きな収益を得ようとすると、その分リスクも大きくなります。

リスクというと「危険度」と思われがちですが、投資信託のリスクとは、
「リターン(収益)の振れ幅のこと」を指します。
リスクとリターンの関係は、表裏一体の関係にあり、
・「リスクが大きなものほどリターンが大きい(ハイリスク・ハイリターン)」
・「リスクが小さなものほどリターンが小さい(ローリスク・ローリターン)」
という傾向があります。

つまり、
大きな収益を期待するとリスクが大きくなり、大きな損失の可能性も増すことになります。
投資を行う際は、
「自分はどれくらいの損失を許容できて、どれくらいの収益を獲得したいのか」
をきちんと考えることが大切です。
自分が許容できるリスクが分かれば、自分に合った投資信託(ファンド)を見つけることができます。
そのために、まず投資信託の過去の運用実績をしっかり確認しましょう!

リスクとリターンは表裏一体。
大きな収益を追求すると、大きな損失も覚悟しなければならないということです。
自分はどれくらいリスクを許容できるかを明確にしましょう。

Aの道とBの道があったとします。
Aの道で怖い犬に出くわしました。Aの道での経験を踏まえ、
次の日からはBの道を使うことにしました。

しばらくBの道を通ってみて犬がいなければ、「Aの道よりも安全だなぁ」と思いますよね?
明日も同じとは限らないものの、これまでの経験や知識をもとに、より危険の少ない方を
自然と選択しながら誰もが生活しています。

どんなに優秀な経済評論家でも、この先のファンドの値動きを完璧に予言することはできません。
「このファンドがこれからどうなるか」を考えるためには、「過去の運用実績はどうだったか」を
知る必要があります。
たとえば、「●年前に100万円買っていたらどうなっていたか」というように、過去の運用実績を
知っておくことが大切です。
また、リーマンショックのような一大事にどういう動きをしたか、当時の運用実績を見ることで、
今後類似の事象が起きた場合の参考になるかもしれません。

