新入行員へ祝辞

 新入行員の皆さん、ご入行おめでとうございます。今年も34名の新しい仲間を迎えられたことは大きな喜びであり、当行を代表して心から皆さんを歓迎します。
 本日は皆さんにとって社会人としての第1歩を踏み出す記念すべき日です。これから歩んでいく道は、皆さん自身の考え方と行動次第で進む方向や到達地点が大きく違ってきます。それを念頭に置いて、将来の夢や目標を描き、佐賀銀行というフィールドで成長されることを期待しています。

 当行にとって令和2年度は第16次中期経営計画の中間年度となる年です。
 中期経営計画とは、将来のビジョンを描く中で3年後の当行の「目指すべき姿」を実現するための道筋を示したものであり、計画の実現に向けて様々な施策に取組んでいます。
 その一環として、人事制度について大きな改定を加えており、多様化・高度化するお客さまのニーズに対応していくため、良質な金融サービスを提供できる専門性の高い知識と経験をもった専門人材の処遇を拡充しました。従来の銀行員が目指してきた画一的なロールモデルから脱却し、各人の特性や能力に応じて専門性の高い業務のプロフェッショナルを目指す新しいロールモデルをつくりたいと考えています。そして、全行員が多種多様なキャリアビジョンを描き活躍できる強靭な組織づくりをすすめていきます。

 ここで、皆さんに1つお願いがあります。
 これから当行は、コンサルティングを起点とした営業態勢を整え、地域の発展に寄与する新たなビジネスモデルを構築していかなければなりません。そのためには、行員1人ひとりがコンサルティング能力や提案力を身につけ、新しい発想で挑戦していくことが不可欠です。是非、早いうちから、より多くの知識・技能の修得に励んでください。
 また、仕事に取組む中では、悩んだり失敗や挫折を経験することもあるでしょう。しかし、それを1つ1つ乗り越えていくことで自信となり、大きな成功や自己実現へと繋がっていくはずです。銀行の仕事には「自己実現の種」と「やりがい」が詰まっています。これまでの自分の枠に囚われず、自分の可能性を信じて果敢に挑戦し続けてください。

 最後になりますが、令和という新時代に入行された皆さんが、佐賀銀行グループの一員として若さ溢れるエネルギーと柔軟なアイデアを存分に発揮し、仕事を通じて地域の活性化に寄与され、佐賀銀行とともに成長していただくことを期待しまして、私の挨拶といたします。

以上

~ ご家族の皆様へ ~
 別紙パンフレットのように、当行には「制度」と「手当」の両面で、行員とその家族を支える充実した福利厚生諸制度があります。入行される皆さんには、安心して精一杯仕事に励み、成長してほしいと考えておりますので、ご家族の方もその成長を見守り、ご支援をお願いいたします。