令和4年度佐賀銀行グループ入社式挨拶

 新入行員の皆さん、ご入行おめでとうございます。
 また、佐賀銀行グループ各社の新入社員の皆さんもご入社おめでとうございます。
 今年も52名の新しい仲間を迎えられたことは大きな喜びであり、佐賀銀行グループを代表して心から皆さんを歓迎いたします。

 従来は、銀行単体で入行式を実施しておりましたが、今回より、当行グループ全体での入社式に変更し、グループ各社の新入社員の皆さんにもご参列いただきました。

 また、本日は、新入社員のご家族の方もご臨席・web会場にてご参列いただいております。
 ご家族の方におかれましては、お子様が学生から社会人として第1歩を踏み出す、記念すべき日にお立会いいただき有難うございます。あわせてお慶びを申し上げます。

 さて、蔓延防止等重点措置は全面的に解除になり、パンデミックからエンデミックへ移行していくべきとも言われていますが、長引くコロナ禍の影響が私達の生活にも様々な形で出ています。

 コロナ禍の収束に向けては予断を許しませんが、コロナが猛威を振るったこの2年間は、先々に振り返った時、時代の大きな転換点となっている事は間違いないと感じています。

 そのような時代の中にあって、佐賀銀行グループでは、この令和4年度を初年度とした3年間の第17次中期経営計画がスタートします。
 今回の中期経営計画では、"変革、挑戦"をテーマとし、「このまちで、あなたと・・」というコーポレートメッセージをベースとしつつ、期間中の目指す姿を、将来の「ありたい姿」から逆算する「バックキャスト思考」で、「金融の枠を超えて地域の価値向上を実現する銀行グループ」と設定しました。
 これまで以上に当行グループのシナジーを発揮し、地域やお客様の課題解決のため、「既存事業の変革」と「新しい事業領域への挑戦」により、金融の枠を超えたサービスを提供していくこととしています。

 また、当行は10年後に創業150周年を迎えます。
 10年後の世界を予想することは困難ですが、これから先、全てではないにしろ、様々なコトやモノのデジタル化が加速していくと思われます。
 我々も業務のデジタル化やサービスのデジタル化を進めており、デジタルネイティブと呼ばれている皆さんには、その柔軟な発想や観点で、当行グループに新たな付加価値を数多く加えていただきたいと期待しています。
 ただ、デジタル化の一方でアナログもとても大切です。
 私達は、このコロナ禍の中で2年間過ごし、友人との交流、人と人の繋がりが如何に大切でかけがえのないものかを実感しています。
 そのようなことも踏まえ、当行グループはデジタルとアナログ、それぞれの特徴を最大限に活用したハイブリッド経営を目指しています。

 新入社員のみなさんも、佐賀銀行グループの一員として、我々のありたい姿や目指す姿を共有し、さらには共感・共鳴し、その上で1人ひとりのありたい姿・自己実現に向け、変革と挑戦を積み重ねていただきたいと思います。

 最後になりますが、まず、ご家族の方々におかれましては、ご多忙の中、本日の入社式にご列席いただき誠にありがとうございました。
 そして、新入社員の皆さんには、今まで育てていただいたご家族に感謝の言葉と社会人としての決意を是非伝えてください。

 皆さんが、仕事を通じて、お客様から「ありがとう」という言葉をかけていただく事、ミスを恐れずチャレンジを繰返すことで成長し、会社や地域に多くの付加価値やイノベーションをもたらしていただく事を祈念して、私の挨拶といたします。


以上