サステナビリティへの取組みについて
地域の皆さまとともに、
サステナビリティについての取組み
「佐賀銀行グループSDGs宣言」の
制定について
2019年10月1日に佐賀銀行グループは、国連が定めたSDGs(持続可能な開発目標)の趣旨に賛同し、「佐賀銀行グループSDGs宣言」を制定いたしました。
佐賀銀行グループSDGs宣言
佐賀銀行グループは、地域の社会、経済が持続的に成長・発展することに貢献するため、国連が定めたSDGs(持続可能な開発目標)の趣旨に賛同し、全役職員が高い責任感を持って取組むことを宣言します。
TCFD提言に基づく開示
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ガバナンス(気候関連リスクと機会に関するガバナンス)
- 当行では、気候変動に関する課題を経営上の重要事項として捉えており、取締役会において議論しています。
また、常務会において気候変動を含む社会的課題解決のための具体的な施策や戦略について審議し、経営戦略やリスク管理に反映しています。必要に応じて取締役会に報告することとし、報告された内容に対し、適切に監督する態勢を構築しています。
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戦略
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当行では、気候変動関連の機会とリスクについて主に以下のとおり認識しております。
今後、気候変動関連の機会とリスクが当行およびお客さまのビジネスや戦略等に与える影響についてさらなる分析をおこない、組織の強靭性を高めるとともに情報開示に努めてまいります。内容 主な機会とリスク 機
会エネルギー源 - お客さまの低炭素排出技術への新規投資や温室効果ガスによる資金需要の増加
製品とサービス - 低炭素社会に対応するためのお客さまに対する金融支援やコンサルティング等のソリューション提供によるビジネス機会の増加
市場 - 新規、新興市場への投資機会の増加
強靭性 - 災害対応等、新たな設備資金需要の増加
リ
ス
ク物
理
的
リ
ス
ク急性リスク - 洪水等の自然災害増加に伴うお客さま企業の売上減少、担保価値毀損による貸出資産の価値低下
- 洪水等の自然災害増加に伴う当行資産の毀損
慢性リスク - お客さまがハイリスクな地域に保有する資産等に対する保険料上昇等のコスト増加や担保価値毀損による貸出資産の価値低下
移
行
リ
ス
ク政策と法規制 - 政策変更による税負担増加、保有資産の減損や早期償却等の発生
- 消費行動の変化によりお客さまが提供する既存製品やサービスの陳腐化とそれに伴う信用リスクの増加
- 気候変動関連業務への対応及び情報開示の遅れによる企業価値の低下
技術 市場 評判 TCFD提言が開示を推奨している炭素関連資産のうち、特に移行リスクが高いと考えられるエネルギーおよびユーティリティーセクター(電力、除く再エネ)向け与信が当行貸出金に占める割合は、2023年3月末時点で約1.25%となっています。
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リスク管理
- 当行では、統合的リスク管理の枠組みを整備しており、それらのリスクを「信用リスク」、「市場リスク」、「流動性リスク」、「オペレーショナル・リスク」に分類のうえ、管理しています。
気候変動リスクについては、重要なリスクのひとつと認識し、金融リスクのリスクドライバーであるとの考えのもと、信用リスクやオペレーショナル・リスクなどのリスク管理の枠組みで管理していきます。
投融資については、「地域へのネガティブな影響の低減・回避」に取組むとともに、気候変動リスクの低減などに資する投融資に積極的に取組むことで、「ポジティブな影響の拡大・創出」に取組んでまいります。 -
指標と目標
- 当行は第17次中期経営計画において当行が排出するCO2を2013年度比46%削減することを宣言し、照明のLED化等の実施により前倒しで達成しております。今後、さらなる高みを目指してまいります。
持続可能な地域社会実現のための
具体的な取組み
地域支援戦略
- 地域企業の持続的発展のための事業支援・再生支援
- 地場産業の育成のための創業支援コンサルティング
- 若者の地域定着・還流のための雇用創出、人財紹介
- 産・官・学・金の連携強化による地域の脱炭素化推進
組織戦略
- 多様な働き方ができる環境の構築
- 中途採用、リファラル採用の強化(UIターンの促進)
- 透明性のある組織運営のためのガバナンス態勢構築
- 女性や若手社員の能力発揮を促進する仕組みづくり
DX戦略
- オンラインサービスの拡大による利便性向上
- お客さまへのITツール導入、業務のDX支援
- オンライン商談会によるお客さまの新規ビジネス機会創出
- 行内外のITリテラシー向上により技術革新を促進
市場運用戦略
- グリーンボンドへの投資
- ESG関連 ETF、ファンド、株式への投資
- ESG関連 私募債を通じたお客さまの資金調達
未来を創る皆さまへの支援
~SDGsと企業風土の醸成~
地域のすべての産業セクターと横断的に関わることができる当行の立場を活かし、地域企業へSDGsの内容を周知するとともに、SDGsに取組む企業へのアドバイスやファイナンスを通じて、新たな事業の創造や現状の維持・拡大を後押しし、企業・事業の成長と地域課題解決を支えてまいります。
地域経済の活性化
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SDGs異業種交流会の開催
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- 新型コロナウイルスで地域社会・経済が大きな影響を受けている現状において、各事業者の方や地域が抱える課題などを、お客さまとともに解決の道を探る議論は「withコロナ」の中でも継続していく必要があるものと考え、佐賀および福岡を9ブロックに分け2021年11月~12月にかけてハイブリッド形式(リアルとリモートの併用)で開催いたしました。当交流会を機に地域活性化につながるビジネスの創出につながっています。
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海外ビジネスコンサルティングによりアジア輸出が実現
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- 2020年4月よリお客さまの輸出、輸入、進出など海外展開を支援する「海外ビジネスコンサルティング」を開始いたしました。このコンサルティングによって、5社(佐賀県産の生れんこん、白いちご、日本酒、日用品、福岡県産の八女茶)の香港・シンガポール初輸出が実現しており、今度も定期的な輸出が見込まれます。
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さぎんSDGs私募債「地域の芽 未来の芽・育む債」
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- 2020年6月1日より、『さぎんSDGs私募債「地域の芽 未来の芽・育む債」』 の取扱いを開始いたしました。
SDGsへの取組みが全国的に拡がる中、SDGsの取組みを後押していくため、本商品において寄付内容を拡大し、資金提供を通じて、法人のお客さまの多様化する資金調達ニーズにお応えし、お客さまとともにSDGsの普及拡大や社会的課題解決に向けた取組みを行ってまいります。
- 2020年6月1日より、『さぎんSDGs私募債「地域の芽 未来の芽・育む債」』 の取扱いを開始いたしました。
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「さぎんSDGs取組支援・宣言サポートサービス」の取扱いを開始
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- 2022年1月よリ、地元企業のSDGsへの取組み促進に向け、SDGsへの取組み状況の確認と必要対応事項の整理から、対外PR支援までを行う法人向けサービス「さぎんSDGs取組支援・宣言サポートサービス」の取扱いを開始しました。当行所定のヒアリングシートにより、現状のSDGs取組み状況を把握・分析し、お客さまのSDGsに関する取組み評価をフイードバックします。現状のSDGs取組み評価に基づき、SDGs宣言項目について策定支援を行い、お客さまの希望に応じて当行からニュースリリースを実施しPR支援を行っております。
金融リテラシー向上の取組み
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全国高校生金融経済クイズ選手権「エコノミクス甲子園」佐賀大会の実施
- 2022年12月に「エコノミクス甲子園」佐賀大会を開催いたしました。本大会は高校生の金融および経済に関する知力の普及を目的としたもので、楽しみながら金融経済を学んでもらうクイズ形式の大会です。
今回は新型コロナウイルス感染予防のため、参加者の自宅・学校等から、WEBを介したオンライン形式で実施されました。
様々な分野でのサポート
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一般財団法人 佐賀銀行社会福祉基金
- 1975年の佐賀銀行創立20周年を記念して、社会福祉の充実と地域社会の発展に貢献することを目的に設立されたもので、佐賀銀行役職員から寄せられる寄付金などを加えて運営されています。
佐賀県内の福祉団体などへ助成金を贈呈しており、当行は、同基金を通じ社会福祉充実のお役に立ちたいと考えています。 -
一般財団法人 佐賀銀行文化財団の活動
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- 1990年12月に当行の創立35周年を記念し、美術・音楽・演劇等を通して文化の向上を図り、豊かな地域社会づくりに寄与することを目的に設立いたしました。この記念事業は、地元の将来性ある若手芸術家を育成するために、同財団より贈られた「新人賞」の受賞者の協力を得て行われるもので、それぞれの分野において、現在ご活躍中の方々の作品や演奏をお楽しみいただけるものと思います。
今後も文化財団新人賞贈呈式など地域の皆さまへの文化情報の発信や若い芸術家の育成など地域文化振興のお手伝いをしていきたいと考えています。
- 1990年12月に当行の創立35周年を記念し、美術・音楽・演劇等を通して文化の向上を図り、豊かな地域社会づくりに寄与することを目的に設立いたしました。この記念事業は、地元の将来性ある若手芸術家を育成するために、同財団より贈られた「新人賞」の受賞者の協力を得て行われるもので、それぞれの分野において、現在ご活躍中の方々の作品や演奏をお楽しみいただけるものと思います。
上記以外の取組みについては下記をご覧ください。