リート(REIT)ファンドの魅力とリスク

先生、こんにちは!
次はリートのことをもっと詳しく知りたくなりました。
シンタくん
シンタくん、覚えているかな?

以前にも話した通り、リートとは、投資家から集めた資金で不動産などを購入して、その賃料や売却益を投資家に分配する仕組みの金融商品だったよね。

リート(REIT)ってなんだろう?
サギン先生
ということは、リートファンドは、リートを投資対象としている投資信託ですよね?
シンタくん
その通り。
株式ファンドは、運用会社が国内外の証券取引所の株式を取引することにより、利益を得るのと同様に、リートファンドは、運用会社が国内外のリート市場でさまざまなリートを取引しているんだ。

ファンドだと、海外の不動産にも手軽に投資できるのは大きなメリットといえるだろう。
サギン先生
リートにはどんな特徴があるんですか?
株式や債券とどう違うんですか?
シンタくん
あくまで一般論だが、リートの主な収益源は賃料なので、会社(株)の利益と比較した場合、利益が大幅に下落することは考えにくいので、収益が安定していると言われているんだよ。

また、これは日本のリートの場合だけど、利益の大部分(90%超)を分配金として投資家に分配すると、法人税が実質的に免除されるという仕組みがあるため、他の資産に比べると、分配金を得やすい仕組みであるとも言えるね。
サギン先生
すごい! 今すぐ投資してみたくなりますね!
シンタくん
あわてるのは早いよ、シンタくん。
高いリターンが期待できるということは、相応のリスクがあるということだ。

リートも市場で取引されているので、株式と同じくらい価格変動のリスクがある。

もちろん、不動産そのものの市況も変動要因だ。

それに、海外のリートなら為替変動の影響も受ける。
サギン先生
価格変動には注意しないといけないんですね。
シンタくん
さらに、不動産特有のリスクとして、火災や地震などの災害もリスク要因に挙げられる。

とはいえ、不動産に投資するには多くの資金が必要だけど、リートファンドなら、少額からの投資が可能だ。

株式や債券以外の投資先として、考えてみるのはどうだろうか。
サギン先生
リートファンドについてよく分かりました。
ぜひ、運用資産のひとつとして考えてみたいと思います!
シンタくん
今回のまとめ
リートファンドは、国内外のリート(REIT)を投資対象とする投資信託です。不動産の賃料を主な収入源とするリートは、一般的に株の利益と比較した場合、収益が安定していると言われています。また、日本のリートの場合ですが、利益の大部分を投資家に分配すると法人税が実質的に免除される仕組みがあるため、他の資産と比較すると分配金を得やすい仕組みとも言えます。しかし、リートも株と同様に市場で取引されるため価格変動や為替等の相応のリスクへの注意は必要です。とはいえ、多額の資金が必要となる実物不動産への投資と異なり、リートファンドは少額からの投資が可能なので、投資先のひとつとして考えてみるのもよいでしょう。

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