ファンドの見直しに目論見書を活用してみよう

先生、こんにちは。
今日はファンドの見直しのポイントとして"商品をよく知る"ために、目論見書についてもう一度勉強するんでしたよね!
シンタくん
そうだったね、シンタくん。今日は意気込みが違うね。
感心だよ。
サギン先生
僕が持っているファンドの目論見書を準備してきました。
目論見書はファンドの詳細画面から簡単にダウンロードできました。
シンタくん
準備万端だね。
サギン先生
先生、目論見書のどこを重点的に見ればいいのですか?
シンタくん
まあまあ、そうあせらないで。
ポイントを押さえながら見ていこうか。
サギン先生
はい、お願いします!
シンタくん
まず、目論見書の表紙(ファンドによっては表紙裏)だけでも、そのファンドのおおまかな概要が分かるようになっているね。

『商品分類』や『属性区分』には、投資対象地域や投資資産、決算頻度、投資形態、為替ヘッジの有無などが記載されているんだ。
サギン先生
そうですね。
でも、これだけでは商品の比較まではできませんよね。
シンタくん
そうだね。そこで一つ目のポイントとなるのが『ファンドの目的・特色』だよ。

ここでは、ファンドがどの国や地域のどんな資産に投資しているのか、どのようにして運用収益を上げるのかが書かれているよ。

それが環境の変化からどんな影響を受けるのかを考えることが必要だよ。
サギン先生
たとえば、アメリカに投資しているファンドはアメリカの影響を受けるとか、
日本株式中心に投資しているファンドは、株価の動きに影響を受ける、ってことですか。
シンタくん
そういうことだね。ファンドは、さまざまな環境の変化に影響を受けるので、ファンドの内容をしっかり理解しておかないとね。
サギン先生
そういえば、先日のアメリカ大統領選挙の時には、一時的とはいえ日本株が下がって、為替は円高になったりして、ちょっと心配しました。

もし、この状態が続いたとしたら、影響を受けるファンドが出たかもしれない、ってことですね。
シンタくん
さすが、シンタくん。勉強しているだけあって、いいところに気づいたね。
保有ファンドの投資方針をきちんと理解しておけば、いろいろな環境の変化があっても、影響の大きさを予測することもできるだろう。
サギン先生
そうか、だから"商品をよく知る"ことは大切なことなんですね。
シンタくん
その通りだよ。"商品をよく知る"ことで、ファンドが値下がりした場合にどこまでなら許容できるか、という自分の判断基準を持っておけるからね。
サギン先生
はい!ぼくも自分の判断基準を持っておきたいと思っていますので、今度、教えてください。
シンタくん
では、次回は運用実績とリスクについて、目論見書や運用会社の運用レポートを見て勉強してみよう。
サギン先生
はい!持っているファンドの運用実績は、とっても気になります。先生、楽しみにしています!
シンタくん
今回のまとめ
持っているファンドを見直すときには、目論見書でファンドについて再確認しましょう。
まずは表紙のファンド概要をチェック。次に、『商品分類』や『属性区分』で投資対象地域や投資資産、決算頻度、投資形態、為替ヘッジの有無などを確認し、『ファンドの目的・特色』でどの国や地域のどんな資産に投資しているのか、どのようにして運用収益を上げるのかを見てみましょう。
環境の変化による影響の大きさを予測できるよう、保有ファンドの投資方針を理解しておくことが大切です。

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