「為替ヘッジあり」と「為替ヘッジなし」ってどちらがいいの?

こんにちは!シンタくん。
サギン先生
こんにちは!サギン先生、よろしくお願いします。
先生、今日はぼくから聞きたいことがあるのですが・・・
シンタくん
ほー、それは熱心なことだね。なんだね・・・
サギン先生
はい、海外投資をする商品には、
"為替ヘッジあり"と"為替ヘッジなし"という商品があると勉強したのですが、実際、どちらを選んだほうがいいのですか?
シンタくん
どちらがいい、といえるものではないよ。
それぞれに特徴があるから、それを理解したうえでシンタくんの目的に合う方を選ぶといいよ。
サギン先生
ポイントは為替変動による基準価額への影響を受け入れられるか、だね。
サギン先生
どうして為替変動が基準価額に大きく影響するのですか?
シンタくん
つまりだね、外国の株式や債券などは基本的にその国の通貨でしか買うことができないんだ。

だから、シンタくんが海外に投資する投資信託を日本円で購入していても、実際の運用はその国の通貨で行われているということなんだ。
サギン先生
なるほど、そこで為替変動ということなんですね。
シンタくん
そうだね。購入時や売却時の為替レートが基準価額に影響することがわかるよね。
サギン先生
はい。
シンタくん
もう少し詳しくいうとだね、
"為替ヘッジあり"は、為替変動の影響を小さく抑えるためにあるんだよ。
為替変動の影響を少なくし、投資対象の値動きのリスクで運用したい人、つまり、リスクをあまりとりたくない人や円高に進むと思う人にはおすすめだよ。

逆に、為替変動の影響を受けた大きな価格変動を受け入れられる人、つまり、リスクをとっても大きなリターンを期待したい人や円安に進むと考えている人は"為替ヘッジなし"を選んだほうがいいかもね。
サギン先生
そうか!確かにリスク・リターンチャートを見ていて、同じファンドでも"為替ヘッジあり"と"為替ヘッジなし"で随分リスクの位置が違うなと思っていたんです。

リスク・リターンチャート
シンタくん
そうだね、よく気がついたね。
サギン先生
為替相場って大きく変動することがあるから、やっぱり"為替ヘッジあり"がいいのかな。
シンタくん
ただ、"為替ヘッジあり"に投資するときは、ヘッジコストを踏まえておく必要があるね。
サギン先生
ヘッジコスト?
あー、先生、以前「為替ヘッジ」のところで勉強しましたけど、ヘッジコストはお互いの国の金利差でしたよね。

為替ヘッジってなんだろう?
シンタくん
そうだね。シンタくんもいろいろ身についてきたようだね!
サギン先生
はい、わかりました。コストも踏まえてファンド選びをしたいと思います。
シンタくん
今回のまとめ
海外に投資するファンドは、基本的にその国の通貨で運用されるため、日本円で購入・売却するときには為替レートが基準価額に影響します。
「為替ヘッジあり」のファンドは、為替変動のリスクをあまり取りたくない人や円高に進むと考える人におすすめですが、ヘッジコスト(為替ヘッジを行う通貨の金利と円の金利の差)も踏まえておく必要があります。
「為替ヘッジなし」のファンドは、為替リスクを負っても大きなリターンを期待したい人や円安に進むと考えている人に向いていると言えます。

お問い合わせ・ご相談

さぎん窓口

お問い合わせ・ご相談は、お近くの窓口へご連絡ください。
来店予約やご相談受付フォームもご活用いただけます。