債券投資の魅力とリスク

先生、こんにちは!
今日は債券のことを詳しく聞かせてください。
シンタくん
そうだね。債券については今まで何度か勉強してきたから、 一度ちゃんとおさらいしておこう。

債券は、株式と並んで『伝統的資産』と呼ばれ、 以前にも説明した通り、金利と返済期限が 定められているのが債券の特徴だったね。

債券ってなんだろう?
サギン先生
でも、一口に債券といっても発行する主体によってその性質はさまざまだ。

例えば、国内と海外の場合では、利回りも値動きの幅も 大きく異なっている。

海外債券型投資信託の魅力ってなんだろう?
サギン先生
金利を比べてみると、日本では国債の金利はほぼゼロに近いけれど、日本と比べて米国やユーロ国の国債の金利は高く、新興国なら、もっと金利が高い国債もありますね。
シンタくん
さすが、よく勉強しているね!

さらに、同じ国の中でも、国の政府だけでなく政府機関や 地方自治体が発行するもの、企業が発行しているものがあって、 それぞれ金利が異なっているよ。
サギン先生
確かに、企業が発行する社債などの方が、同じ国で発行される 国債より金利が高いイメージがありますね。
シンタくん
では、どうして金利の違いが生じるのか、覚えているかな?
サギン先生
確か、発行体の信用力によって変わってくるんですよね?
シンタくん
その通り!債券は、返済期限が来たら額面分のお金が返ってくるけど、発行体が 破綻してしまってはお金は返済してもらえないよね。だから破綻するかもしれない、 と評価される発行体は信用力が低くなり、金利が高く設定されるんだ。
サギン先生
ただ金利が高いというだけで判断してはいけないんですね。
シンタくん
そうだね。新興国債券は、高い利回りが期待できる半面、破綻するリスクが 大きくなる傾向があるということだからね。

他に、社債の中でも発行する会社の 信用力が比較的低い『ハイ・イールド債券』は、金利は高いものの債務不履行の 可能性があり値動きも大きくなる傾向がある、という話をしたこともあったね。

債券型投資信託って?
サギン先生
債券といっても幅広いんですね。
投資する際には、どんなことに注意すればいいんですか?
シンタくん
それぞれの特徴を知り、目的に合ったものを選ぶことだね。

例えば、値動きの安定性を重視するなら、為替変動の影響を受けない国内債券、 金利の違いも考えるなら、欧米やオーストラリアなどの 海外の先進国債券が選択肢となるだろうね。

また、リスクが大きくても大きな リターンを目指すのであれば、新興国債券、というように、目的を考えて選ん でみたらいいと思うよ。
サギン先生
海外という意味では、為替変動にも注意が必要ですよね。為替ヘッジしている 投資信託を選べば、海外債券でも為替の影響を受けにくいので、為替リスク低減を 図るポイントとして抑えておきたいですね。
シンタくん
その通り!佐賀銀行では国内外の様々な種類の債券に投資する投資信託を 幅広く取り扱っているから、目的をしっかり持って商品を選択するといいね。
サギン先生
今回のまとめ
債券の特徴は、金利と返済期限が定められていること。債券を発行する主体によって、利回りや値動きの幅が大きく異なります。債券の金利は発行体の信用力によって決まり、信用力が低いと評価される発行体の債券は金利が高くなります。新興国債券や、信用力が比較的低い企業が発行するハイ・イールド債券の金利が高いのはそのためです。外国債券に投資する場合は為替変動にも注意が必要。為替ヘッジありの投資信託を選べば、為替の影響を低減できます。

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