運用目的を決めて適切なファンドを選ぼう

やあ、シンタくん。
何やら難しい顔をしているけど、どうしたのかな?
サギン先生
これまで、投資信託のファンド分類やそれぞれの特徴について、学んできましたよね。
シンタくん
そうだね。
サギン先生
でも、いざファンドを選ぼうとすると、どのファンドをどう組み合わせればいいか、迷ってしまうんです。
シンタくん
そもそも、シンタくんが資産運用をする目的って何かな?
サギン先生
資産運用の目的と言われても・・・。
僕たちの世代は年金に不安があるって言われているから、今のうちからお金を増やさないといけないかな、と思うくらいで、今はその程度しか考えていないです。
シンタくん
最初はそれくらいの意識でもいいと思うよ。

投資を考えるときは、まず"運用目的"を明確にして、『いつまでに』『どのくらいのお金が必要か』を考えるんだ。

目標をあらかじめ設定しておくことで、投資期間や受け入れられるリスクの大きさなどの目安ができるからね。
サギン先生
例えば、僕のように老後の備えが目的となると、どうなるのですか?
シンタくん
シンタくんはまだ若いので、資金が必要となるのはだいぶ先のことだから、投資期間は超長期となるね。

そうすると、短期的なリスクはあっても長期的なリターンが見込めるものなどを、投資対象に考えてもいいんじゃないかな。

目標とするリターンが決まれば、それが達成できるようにファンドを選ぶわけだけど、リスクを分散するためにも、複数のファンドをリスク度合いを考えながら組み合わせていくといいと思うよ。
サギン先生
なるほど。
シンタくん
こんな風に、目標を決めると、どのタイプの投資信託にどのくらい投資するのか、考えやすくなるよ。
サギン先生
投資する資金のことも考える必要がありますよね。
シンタくん
そうだよ。
投資にどれだけの資金を回すことができるのか、自分なりの資産配分を考えておくことは大切だよ。

資産状況で、自分が受け入れられるリスクの大きさも決まってくるからね。
サギン先生
リスク許容度のことですね。

自分のリスク許容度を考えておこう
シンタくん
その通り。
だから、"運用目的"と"リスク許容度"を意識しながら、ファンドの組み合わせを考えることが大切になるんだよ。
サギン先生
そうですね。
ぼくも自分の将来のことを考えながら目的をもって投資について考えてみます!
シンタくん

これまでに学んだファンドの分類や特徴についてはこちら

今回のまとめ
資産運用ではファンドの組み合わせが大切ですが、いきなりファンドを選ぶのは難しいものです。
投資を考える際に必要なのは、"運用目的"と"リスク許容度"を意識すること。運用目的を決めることで、投資期間や受け入れられるリスクの大きさの目安ができます。
これに加えて、投資にどれだけの資金を回せるかによって、実際にどれくらいのリスクを受け入れられるか、つまりリスク許容度が決まってきます。このリスク許容度の範囲内で、運用目的に合ったファンドの組み合わせを考えることが大切です。

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